緊急報告! 文庫版が出ました

 ずいぶんご無沙汰してしまって、緊急報告もないですね。でも報告させてください。10月1日、わたしの本を文庫本にして、新しく出版してくれることになりました。もう本屋さんに並んでるのでしょうか。まだ確認していませんが、先日出版社からピカピカの本が届きました。はじめて見るわが文庫本。ま新しい気持ちになるものです。
 今回は、ランダムハウス講談社からの文庫本です。『京都の不思議』『語源たどれば京都』(『京都語源案内』を改題)の2冊がまず出て、つづいて10月末に『京都の意外』(『京都の不思議』を改題)が刊行される予定です。中身は、追記という形で、この間の変化を加筆したり、単行本に寄せられた情報、その後にわかったことを一部加えたりしています。というわけで、三作全部を隅から隅まで見直すという作業を行いました。
 じつは装丁デザインは3部作揃って、アートディレクターとして著名なK2の長友啓典さんなんです。長友啓典、黒田征太郎といえば、関西出身のデザイン界の大御所ではないですか。これにはびっくり仰天、長友啓典さん、味わいのあるイラストと装丁デザインを、本当にありがとうございました。
 この文庫本、思えばひょんなきっかけから生まれたものです。わが事務所のご近所さんである福本事務所の福本昌子さんのご紹介で、美術関係の編集の仕事をすることになりました。その編集者が、東京の清水元彦氏。彼が拙著を見出してくださって、ランダムハウス講談社の文庫本に、と相成った次第。ですから今回、編集の労をとってくださったのは清水さん。清水さんも関西出身で、長友啓典さんとは古くからの友人、というわけで、こんな素敵な本ができあがりました。ランダムハウス講談社の皆さま、担当の野村伸一さんにもお世話になりました。それから何より、これまでずっとお世話になってきた京都の光村推古書院の方々にも感謝。
 こう書くだけでも、福本さんにはじまって、ほんと皆さまとの不思議なご縁の賜物です。いまは皆さんにありがとうの気持ちでいっぱいです。

著者(2005年 10月1日記−10月3日更新)

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うぐいす張りVS鳴き龍
灘の酒・伏見の酒以前にあった
   洛中まぼろしの酒

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ワードの不思議

京都の不思議
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四六判・280頁
1785円
2002年12月刊
京都の不思議2
シリーズ第2作
四六判・276頁
1785円
2003年8月刊
京都語源案内
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四六判・248頁
1680円
2004年4月刊
京都語源案内
新刊!
四六判・316頁
1680円
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